2016年10月31日月曜日

都立家政の松月庵にて天ぷら蕎麦

自宅の「最寄駅」というものが判然としないんだよね。
いくつかの駅まで似たような時間がかかっちゃうんで。
不動産屋からは徒歩5分なんて言われたのがそうでもなかったり。
のどかな雰囲気の都立家政駅もその1つ。

駅の南北に延びる商店街沿いにはいくつかの蕎麦屋があったりする。
ここ松月庵もその1つであり、控えめな構えをしている。

店内は落ち着きのあるきれいな装いで安っぽさは感じられない。
茶色が基調になっていて蕎麦屋らしいたたずまいといえよう。


かけそば、もりそばは何れも550円である。
戸建ての蕎麦屋としては頑張っている設定と言えようか。

かき揚げがないようなので、注文したのは「天ぷらそば」900円。
「天玉そば」愛好家として生卵を落としてもらうことにした。


やはり普通の蕎麦屋で「天ぷらそば」といえば海老天であろう。
少し衣で太ってはいるが家庭では贅沢に使えない胡麻油の風味が強い。
わかめに三つ葉とさっぱりした添え物で、卵はどぶんと落ちている。

汁から浮いている部分はさくさくしていて浸っている部分はどっぷりと。
1尾だけどうまい車エビを使っているね。いつものかき揚げとは違う満足感だ。

蕎麦は細打ちで最初はちょっと乾麺ぽい気もしたが、
温そばらしく噛みしめると蕎麦らしい風味が広がってきた気がする。
季節的にも新蕎麦だしね。いつもの立ち食いソバじゃ感じられない風味だよ。
本格派を気取ってるお店じゃないけど、たまにはこういうのもいいよね。



松月庵そば(蕎麦) / 都立家政駅鷺ノ宮駅野方駅
昼総合点★★★☆☆ 3.7

2016年10月28日金曜日

歌舞伎町の入口「とらそば」にて

新宿歌舞伎町の入口に立ち食いそば屋がいつの間にかできてたね。
昔はコマ劇場近くにあった「後楽そば」によく寄っていたんだけど
ここ最近は歌舞伎町からもすっかり足が遠のいていたし、気づかなかった。


ちょうど昼を食べ損ねていたから入ってみた。店の中も広いね。
これまで広さを気にしたことないけど、立ちそば屋としては日本でも屈指じゃないかな。


変わったところじゃ「女性専用コーナー」なんて看板が出てたりする。初めて見たよ。
ま、別にそっちにゃ用はないからとっとと食券でも買おうかね。

値段はだいたいこんな感じ。狙いの天玉そばは450円で、一等地でもやっぱりワンコイン以下。
厨房も広めかね。若い兄さんだったけど、頼むとすぐに仕上げてくれる。
天玉そば

たまねぎがデンと構えたかき揚げ、生卵。葱の他にほうれん草が付いてるのは嬉しいね。
立ちそばらしいっちゃそうだけど、麺はちょっとボソボソするかな。
汁はそんなに辛くないんで卵を崩すと格段にまろやかさが増すね。

早いし安い、この広さで大丈夫なのかは知らないけど、
昼時に満席になってるんだったらそんな様子もちょっと見てみたいな。

とらそば立ち食いそば / 新宿西口駅西武新宿駅新宿三丁目駅
昼総合点★★★☆☆ 3.8

2016年10月27日木曜日

ファミマのラーメンを食べてみた

最近のファミリーマートってやけにラーメンをおしてるよね。
入口にノボリが出てたり、おいしくなったアピールを凄くしてたり。
ある夜に家の近くのファミマに寄ったら値引きされてたんで買ってみた。

。。。と言うのも家の鍵を忘れ、嫁が帰ってくるまで外で待たなくてはならないからだ。
ファミマの裏手にある公園でひっそりとラーメンを開けている姿、
あまり会社の同僚や知人には見せたくない光景でもあったりする。

味噌ラーメン。税込み520円から50円引き。今日も昼に続いてワンコインめし達成だ。

でも夜って家で食べた方が安上がりなんだよね。
特に麺モノなんて袋のラ王とか乾麺とかで十分ボリューム出せるしね。


レンジで温めて食べるラーメンってのは斬新に感じる。ラップをはずす指先が熱い。
ごつごつした太麺はコシがあってレンジ熱には負けていないようだ。
2種類の葱にチャーシュー、もやしとコーン。
時々中華食堂なんかにある安いラーメンは具が少なかったりするから
この面子なら割高な気はしないかな。

たまにはいいと思うよ。こういうのも。

ファミリーマート 鷺宮駅前店弁当 / 鷺ノ宮駅都立家政駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0

2016年10月26日水曜日

庶民の味方・のり弁

忙しくて外に出れない時って、弁当を買ってきてもらうことが多いんだよね。
最近は栄養価だとかカロリーだとかいろいろ気にした弁当もあるんだけど
誰かに頼むときはまず「のり弁」1択。安いってのもあるしね。
オリジン・のりタル弁 320円
職場のパソコン前で弁当食べるって味気ないんだよね。
嫁さんの手製なら少しは気分も晴れるんだろうけど最近は子供で苦労かけてるしな。

のりタル弁・320円。
ごはんと海苔の上に白身フライにちくわ天、タルタルソースが添えられている。
タルタルの切り口が油で滑りがちなんで開けるときには少し注意が必要だ。
ふかふかの白身フライと、きゅっと詰まったちくわ天、食感の違いも侮れないね。

安っぽいけど馴染んだ味。海苔の下にまぶされているカツオブシも米が進む。
腹を満たすにはもってこいの面子が揃っているよね。
まあ実際に食べてる時間は5分もないんだろうけど。やっぱりのり弁は庶民の味方だね。

キッチン オリジン 西新宿店弁当 / 西武新宿駅大久保駅新大久保駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

高円寺駅北口「桂」

高円寺の駅ホームから見えた黄色い看板。
気にはなっていたんだけど高円寺って意外と使わないんだよね。
だけど先日仕事の都合でたまたま利用できたんで、
バス停から少し戻ってお店へ向かってみた。

けっこう間口が広く見えたのだが、店に入ってみると奥行きは1.5メートルくらいで
壁向きに椅子が4つ並んでいるだけなのはちょっと驚いた。

メニューはご覧の通りで、駅前で「かけ290円」なら良心的と言えようか。
客席と同じくらいの空間を使った厨房から、レジを兼ねた細いカウンターを経て
そば、が手渡され代金を先に払う。食器を返す時も同じカウンターだ。

店内製造の天ぷらやコロッケなどは80円均一のようで、カレーにのせても良い。
注文はやっぱり天玉になってしまう。代金は430円だ。

天玉そば 430円

定石どおりに丸く揚がった天ぷら、中身はほぼ100%タマネギと言えようか。
揚げ置きではあるのだが気持ち厚みがありショリショリと生っぽさも残している。
卵は生で、濃い口醤油の汁だったために早めに溶いて全体へ広げた。
蕎麦は見ために太さもあってゴツイようだったが、歯ごたえはなくやんわり。
中野北口の「かさい」でも似たようだった記憶があるが、果たして。

入口を開け放っている分、風がある日は店内でも肌寒く感じる。
温そばを食べるにはちょうどいいのかもしれないな。

殺風景な店で愛想がよいというわけでもないが、価格なりには楽しめた。

うどん・そば桂そば(蕎麦) / 高円寺駅新高円寺駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

2016年10月21日金曜日

大久保公園のイベントで

大久保公園の脇を通ったらイベントをやっていて、
「つけ麺VSラーメン 本当にうまいのはどっちだ決定戦2」とあった。

少し昼には早かったがちょっと覗いてみることにした。
プレハブの店が並んでいて、味玉100円、全部乗せ500円なんて出ている。
安いじゃないかと思って寄ってみたら、入口で食券を買うということらしく
この100円や500円は現金で追加できるトッピングの値段ということらしい。

入場ゲート付近の券売機で全店共通の食券を購入する。
ラーメンorつけ麺の食券1枚は850円で、食べ比べセット(2枚)が1,600円。
飲物もフリーではなく黒烏龍茶300円など、こうなると安価とは言い難く、むしろ高いな。

1杯が少ないかもと思って食べ比べセットの券を買う。
ラーメンとつけ麺を1店ずつ食べてみるか。まずはラーメンコーナー。


入口から遠い方に4店くらいが並んでいる。
比較的空いていた「ぶたコング」という店へ並んでみた。
味玉(+100円)を追加して現金を支払う。実質900円のラーメンである。

ぶたコング。ラーメン+味玉
「ぶたコング」という名前を見て勝手にとんこつラーメンだと思っていたのだが醤油スープ。
薄く切られたチャーシューが器の半分ほどを占拠している。
スープは屋外向けのためかかなり熱い。醤油が強く塩辛く感じコシのある麺だから悪くない。
チャーシューはやわらかいが、こっちは外気に触れてすぐに冷たくなってしまうので、
スープに全て入れ込んで温度調整を試みる。ちょっと手がかかるな。

麺の量は意外に多く、価格なりというかしっかり1人前分はある。
これを食べてつけ麺に行くというのも、よほど好きじゃないとおすすめはできないな。


器を下げて、つけ麺コーナーへ。12時を過ぎたこともあり、会場はどんどん混んできている。

すでに腹八分くらいのため少しアレンジされた麺にしようと思い、
「うに」と書かれたのぼりが目立つ「活龍」という店に並んでみた。
前の客が頼んでいたチャーシューが妙にうまそうだったので、
トッピングで釜焼きというチャーシュー3枚を300円払って追加してみた。

むっちり弾力のある太麺、どろっと濃厚な汁。
チャーシューの中央がいくぶん生焼けっぽくて
少し気になったのだが、タタキのような感触で
酒でも飲めそうな肉の旨みが感じられる。
チャーシューはうまいのだが濃厚なうに汁と
マッチするとは少し言い難いな。







麺はコシがあるつけ麺らしい太麺で、
ウニクリームパスタが好きな人にはもってこい。

うにを贅沢に使っている濃厚さであり、
最初の一口目にはかなりのインパクトがあるが
この汁の主張が強すぎるためか
終盤はいささか単調に感じられてしまう。

こういうのを少量食べられるシステムがあれば
かなりポイント高いと思うんだけどな。


飲物は我慢して2,000円の昼飯となった。
2人以上で行かないとタイムリーな食べ比べはできないし、
価格や量が食べ比べに向いているというわけでもないから
期間中にもう一度行くかと問われると悩んじゃうね。

それでも期間は長いし、店も入れ替わっていくみたいだから
職場の誰かと一緒に行くことはあるかもね。





2016年10月16日日曜日

日曜の夕暮れ

親戚の不幸で、週末に嫁が福岡の実家へ行った。
そして土日の食事用なのか、小遣いが2,000円増えた。
家にあるもので土曜と日曜の昼をしのいで
小遣いを忍ばせて夕方吞みに行くことにしたんだ。

別に吞みに行くのが珍しいことじゃないんだが、
日曜の夜に嫁や子供に気兼ねなく吞めるというのが
どうにもワクワクしてたまらんのである。

四文屋にでも行こうと思ったが、嫁の実家に配慮して博多屋にした。



この店もいつの間にかできてたよな。
5時前というのにすでに吞んでる人たちもいて、
焼き場じゃモクモクと煙が昇っている。

ビールと行きたいところだが尿酸値を気にしてハイボール。
串焼きと煮込みの定番アテと一緒に早くでそうな冷奴。










やっこは思ったより大きかったね。
絹ごし豆腐なんだが1丁分ぐらいあるかな。
かつぶしの下に葱、おろし生姜がついている。



お次は煮込み。
家で使う茶碗より少し大きいぐらいの器に
こんもりとモツが盛られていてありがたいね。

少し内臓特有の臭いがあるように感じたけど
食べ始めると気にならないどころか
ちょい甘な味噌とでぐいぐい食えるもんだ。

れんげが付いてるのはおやっと思ったけど
煮込みの汁がいい塩梅でそのまますくって
すすれてしまうんだよね。

メインのもう1つは串焼きの盛り合わせ。
5本盛りが580円で個別に頼むより1本分得だ。
塩、タレ、味噌ダレから選べるというんで
味噌ダレで頼んで、出てきたのがこれ。

豚ねぎま、かしら、はらみ、しろ、テッポー。
左からそんな並びで1串もずっしりしてるね。

始めはいいんだけどタレが少し多いようで
居酒屋特有の酒を飲ます辛さかな。


串の途中でチビチビ吞んでたハイボールがなくなっちゃってね。
悩んだ挙句に追加してみたら、最後のお会計が税込みで2,052円。

みみっちく計算しながら飲んでたんだけど最後は外税にやられた。
ま、でも2,000円くらいなら十分な内容だったと思うんで
今度は嫁でも連れて本場とどう違うのか聞いてみるとするかな。

荻窪の駅そば「爽亭」にて天玉を

なんとなくブログを始めてから、行動ルートが
少し変わったような気がする。
住まいは西武線の沿線であるのだが
安メシを求めて新宿から中央線に出てしまうのだ。
馴染みの酒場で酒を吞むことに比べれば
立ち食い蕎麦の価格などたかが知れているのだが
月の小遣い3万円という典型的な安月給男としては
毎日のようにできる芸当でもなかったりする。
















荻窪駅の階上側の改札を抜けたところにある
「爽亭」という駅蕎麦屋である。
単独の個人店という気もしないのだが、
「富士そば」や「ゆで太郎」のように展開してる風でもない。




中に入ると食券の販売機が構えている。
頼むのはやはり「かき揚げ天玉 480円」である。
壁やガラス面に向かってのカウンター席が広がっていて
食券を提出した後に出来上がったら取りに行く形式だ。


出来上がった天玉そばを取りに行くと、
干し海老とたまねぎ、三つ葉を持ったかき揚げに
刻み葱とワカメが付いている気の利いた一杯だ。

揚げ置きのかき揚げは状態が良いとは言えなく、
そばもどちらかというとボソボソして特長はない。
しかし自宅で食べる「増えるワカメ」とは食感の異なる
生ワカメの存在が気持ちいいのだ。

このへんは海藻が苦手な嫁にはわからんのだろうな。
ヌメヌメシャキシャキの気持ちよさ、
ああ、今度はわかめ蕎麦にしてみようかな。


爽亭 JR荻窪駅西口改札前店そば(蕎麦) / 荻窪駅
夜総合点★★★☆☆ 3.3

2016年10月15日土曜日

中野駅北口「かさい」にて

新宿と双璧ってわけでもないんだろうけど
中野駅も立ち食い蕎麦のメッカである。
チェーン展開しているというわけでもなさそうなのが
駅北口の「かさい」と駅南口の「中野屋」である。

サンロードの入口脇、「かさい」へと入ってみた。
5人も入ればはみ出すほどの立ち食いカウンターだ。
中野駅北口、サンモール入口脇

あまり通う機会はなかったのだが、
おそらく4、5回は利用したことがあったと思う。
夕方6時ともなれば会社帰りのリーマンも多く、
トッピングもいろいろと品切れになっていたりする。

メニュー表
「天玉」という表示はないのだが、
かき揚げそばの普通盛りに生たまごをトッピング。
名称は違えど、愛すべき「天玉」が完成する。
かき揚げそば&生たまご














桜エビに葱、厚手の衣がツユをよく吸っている。
刻み葱が少しとがった気はするのだが
こういう時こそ力を発揮するのが玉子である。
生葱のイガミをまろやかに中和させて辛口のツユに
うまく馴染ませてくれる、天玉の主役である。

特長的なのは蕎麦の太さであろうか。
立ち食い蕎麦としては太めの麺になっていて、
噛んだ感じこそぼそっとコシのない様相ではあるが
咀嚼することで蕎麦らしい香味が感じられるのだ。

「うまい!」と表現するほどではないのだが、
立ちソバを愛する者たちの心に響くクオリティである。


こうなると訪れたくなるのは南口の中野屋なのであるが、
昼しか蕎麦をやってないしな。
土日に営業してるのかは知らないが、狙ってみるとしよう。




田舎そば かさいそば(蕎麦) / 中野駅
夜総合点★★★☆☆ 3.6

2016年10月14日金曜日

新橋で鶏ごぼう天うどん

新橋二丁目の信号の角に、「朝うどん300円」と出ていた。
時刻は昼時を迎えていたが、入口に食券の販売機もあり
安そうな雰囲気だったので入ってみることにした。

新橋二丁目交差点の角













価格を見てみると「かけうどん」こそ330円とそれなりだが
トッピングが増えると少し高いようにも感じる。
あまり見慣れない「とりごぼう天うどん」を選んでみた。
550円に生卵60円を加えて610円である。

入ってすぐのところにカウンターがあったので食券を出したら
「食券はうどんと引き換えで」と説明があった。
自販機で券を買うとすぐに厨房に通知が行くシステムらしい。


























客席に行くと、麺とスープへのこだわりが書かれていた。
自家製麺であり、まじめに出汁をとっているということらしい。

呼ばれたのでカウンターに取りに行き、食券を渡す。
客の動線が長くなってしまう方式に感じてしまうので
あまり気軽なシステムとは言い難いな。

とりごぼう天うどん+生卵












うどんはあまり太くないものの、つるっとした舌触りでコシもある。
ツユは麺と合わせるとかつお節が全面に出てる感じだが
すすってみると昆布の風味もよく出ていて、正直なかなかうまい。
習慣でたまごを追加してしまったが、
このまろやかさなら足さんでも良かったかもしれないな。

「とりごぼう天」はかき揚げではなく、鶏肉とごぼう天の両方である。
ひょろっとしたごぼう天は幾分パリパリした食感であり、
一口大の鶏天はやわらかく肉感もある。
普段のワンコインよりも高い「天玉」にはなったのだが、
味わいだけで言えば値段なりの満足度は得られたように感じる。


日頃は中野~新宿、西武線あたりが中心であまり山手線の東側には
来る機会が少ないのだが、ビジネス街こそ立ちそばのメッカであるし
たまにはこっちまで出てくるのも面白いかな。

ウドン ブゼンうどん / 内幸町駅新橋駅虎ノ門駅
昼総合点★★★★ 4.0

2016年10月12日水曜日

「吉そば」で天玉

高田馬場駅は学生時代からよく利用していた。
早稲田通り側の出口から東京三菱銀向きに出て
ゲームセンター白鳥のあった角を曲がったところの
小さな立ち食いそば屋にもよく行っていたのだが
いつの間にやら閉店してしまった。

歌舞伎町の「後楽そば」も姿を消してしまったし、
池袋駅の「すなっくらんど」もきれいに改装された。
立ち食いそばとは申せ馴染みの店が消えてくのは
なんとも寂しい気分になる。

近くの富士そばでも良かったが勤務先でもよく食うし、
あまり行ったことのない店を選ぼうと駅前を探したら
この「吉そば」にめぐりあったのである。

吉そば 高田馬場店

















店内すぐに食券の販売機があり、天玉の存在を確認。
普通の天ぷらの他に「紅天」というのもあったのだが
最初なので予定通りに天玉を注文する。
価格は430円だったかな。
天玉そば 430円














細長く切られたたまねぎの甘みが冴えているかき揚げ。
揚げてからさほど間が空かなかったのか、
ほのかに温かくサクサクとした歯ごたえが残っている。
しかし天ぷらは基本的に揚げ置きのようなので
入ったタイミングが良かったのかもしれない。

立ちそば屋特有の衣を食わす天ぷらではなく
たまねぎがぎっしり入っているのも嬉しいところだ。

「かめや」に比べるとツユの味はたいがいソフトだが
このチェーンではツユが無化調というので少し安心できる。

そば本体はインパクトに欠ける気はしたのだが、
値段の割に内容が充実している「天玉」であった。

吉そば 高田馬場店そば(蕎麦) / 高田馬場駅西早稲田駅学習院下駅
昼総合点★★★☆☆ 3.9

2016年10月11日火曜日

「天たま」の記憶

新宿・思い出横丁の「かめや」
カレーライスやラーメン以上に人生で最も食べたものが
もしかしたら「天玉そば」かもしれない。

そばの上に天ぷらと玉子が乗った1杯である。
天ぷらと言っても蕎麦屋の定番・海老天ではなく
衣で膨らんだ「かき揚げ」が主役だ。


新宿・思い出横丁の「かめや」

そんな中でもこの店は、学生時代から利用していて
訪問回数はゆうに100回を超えるだろう。
しかし「そんなに美味しいのか?」と問われれば
「そんなでもない」と答えてしまう気がする。

元祖・天たま

茹で上げた蕎麦を軽く湯がき直して丼に盛り、
揚げ置きの天ぷら(かき揚げ)と温泉玉子を乗せて
上から漆黒のツユをかけまわす。

こういう店としては蕎麦には意外とコシがあって
キュッと辛口のツユもぶ厚い衣に染みわたる。
なんてことないんだけどすっかり癖になってしまった。

冷やし天たま





そして夏場に食べるのが「冷やし天玉」である。
同じ天ぷらを3つに切り分けて、
より濃い口の冷たいツユをぶっかける。
正直ツユは辛すぎの印象も否めないが、
蕎麦に玉子が深くからまってまろやかになっている上
そば湯も添えてくれるので苦にならない。

この「冷やし」は、夏場でなくとも頼むべき時がある。
まとめて仕込んでいる天ぷらを、まさに揚げている時だ。

普通の天玉そばを注文すると、揚げたて天ぷらがあっても
棚上の揚げ置きのトレーから天ぷらは使用される。
しかし「冷やし」の場合では揚げ置きの硬さが難なため
揚げたてに近いのものが使われるのだ。
そういうわけで、ちょうど揚げている時に出くわすと、
私は寒い日でも冷やしを頼んでしまう。

「天玉そば」は2016年10月現在でも一杯400円。
昼時は相変わらず順番待ちの列が出る人気である。

メニュー表(2016.10)


<p><a href="https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13006720/?tb_id=tabelog_5a102953b7875a64f4101c6c5eb276f5db4ecab0">かめや 新宿店</a> (<a href="https://tabelog.com/rstLst/soba/">そば(蕎麦)</a> / <a href="https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/R5184/rstLst/">新宿西口駅</a>、<a href="https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/R5172/rstLst/">新宿駅</a>、<a href="https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/R5480/rstLst/">西武新宿駅</a>)
  <br />夜総合点<span style="color: #FF8C00;">★★★★</span><span style="color: #A9A9A9;">☆</span> 4.0
  <br />昼総合点<span style="color: #FF8C00;">★★★★</span><span style="color: #A9A9A9;">☆</span> 4.0
</p>
苦手苦手と回避していたパソコンを使った業務なんですが。
いかんともしがたくなって使い慣れをするべく
こちらのブログサービスの場をお借りして練習してみます。